戦略

形勢判断の基準とは?形勢を有利にするための指し手

将棋の局面において、どちらが有利なのか、不利なのかを判断することを形勢判断と言います。
そして、将棋は自分が有利になるような一手を指し、自分が不利になるような一手を相手に指させない事が大切です。
有利とは何なのか、何を目指して次の一手を指すべきなのかをご紹介します。

駒の損得

価値の高い駒との交換

自分の価値の低い駒と、相手の価値の高い駒を交換すると、自分が有利となります。
序盤戦の角頭を狙った、初心者にありそうな指し手を棋譜再生でご覧ください。
歩と角を交換してしまい、序盤から後手は大きなハンデを背負ってしまう場面です。

駒のただ取り

相手の駒をただ取りで手に入れると、自分の戦力の数が単純に多くなり、有利です。
後手の居玉の棒銀を先手が王手飛車で咎める局面を棋譜再生でご覧ください。
後手はただで飛車を取られてしまい、形勢ががらっと変わってしまいます。

駒の働き

守りにも、攻めにも働かない駒があると、不利になります。
つまり、盤上の全ての駒に役割を持たせておくことが大切です。
先手の飛車が追われる局面を棋譜再生でご覧ください。
攻めの要である飛車が、1筋で身動きを取れなくなってしまい、辛い状態になりました。

玉の安全度

図は先手番の極端な例です。
持ち駒がたくさんあり即詰みできない先手と、持ち駒は歩1枚だけの必至をかけた後手と、どちらが良いでしょうか?
もちろん勝ちが確定している後手の方が良いですね。
序盤は玉の安全度よりも駒得の方が有利である事が多いですが、終盤に近付くほど玉は安全な方が形勢が良いと判断します。

成駒を作る

駒得にはならなくても、成駒を作ることで移動範囲が増えると形勢は有利になります。
特に飛車や角といった大駒と歩は、成ってしまうと強くなる要素しかありません。
先手が棒銀から飛車を龍に成る局面を棋譜再生でご覧ください。
先手は攻めの銀を持ち駒にできた上に、龍を作って有利となりました。

形勢を有利にする方法まとめ

形勢判断で対局を有利に運ぶために心掛けるべきポイントをまとめると以下の通りです。

  • 駒得で戦力アップを目指す
  • 盤上の全ての駒に役割を持たせ、うまく働かせる
  • 囲いを作り玉を安全に守っておく
  • 飛車・角・歩は成ることを視野に入れる

より良い一手を生み出すための判断基準にしていただければ幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。