将棋の格言
将棋の格言について紹介します。
格言は将棋の先人達の経験から注意すべきポイントを示してくれるありがたいお言葉です。
局面で悩んだ時に思い出してみてください。
王の駒を動かさないまま攻めるのはやめましょう。王の周りが手薄で思わぬ反撃を受けやすくなります。
動かさないまま攻める「急戦」と呼ばれる将棋もありますが、初心者のうちは慣れるまで囲いを作ってから攻めるのがいでしょう。
参考 : 初心者向けの10個の囲い方
「受けは金、攻めは銀」
駒の性質を表している格言です。
一般的には、金は守りに向いており、銀は攻めに向いています。
「大駒は離して打て」
大駒とは、角や飛車のことです。
これらの駒は1手で遠くまで移動することができるので、遠くから打ったほうがその特徴を活かすことができます。
「香は下段から打て」
香車は前方にしか進めませんよね。
駒の特性を最大限に活かすためにもできるだけ下段から打つほうがよいです。
「金底の歩岩より堅し」
受けの時に、金の底に歩を打つととっても守りが固くなります。
実践で使ってみるとその効果を実感できると思います。
「3桂あって詰まぬことなし」
3桂あれば詰ますことができるという格言です。
実際に詰むかどうかは別にして、桂馬を3枚使って攻められると結構うっとうしいです。
「終盤は駒の損得より速度」
将棋は相手より先に王を取れば勝ちです。
特に終盤は駒を損してでも相手より早く王を詰ませるようにしましょう。
「と金は金と同じで金以上」
と金は金と同じ動きをするので、金と同じレベルの力を発揮します。
相手に取られても歩に戻るだけなので、金よりも使いやすく価値があります。
「歩のない将棋は負け将棋」
歩は最も弱いとされている駒ですが、なくてはならない駒です。
1枚の歩があるかないかで勝敗が決する場面も多々あります。
「ヘボ将棋玉より飛車を可愛がる」
初心者の頃にありがちなのが、必要以上に飛車を大事にしてしまうこと。
将棋で一番大事な駒は「王」です。
場合によっては飛車を諦めて王を守りましょう。
「王の早逃げ八手の得」
王を早めに逃げることで詰みにくくなるケースがあります。
逃げるのはカッコ悪いと思うかもしれませんが、負けないために逃げる勇気を持つことも大切です。
「飛車は十字に使え」
飛車の本来の動きを十分に活かしましょうということです。
横にしか動けない所に置くよりも縦横に動かせる場所に置いた方が効果的です。
「序盤は飛車より角」
序盤は飛車よりも角の方が使い勝手が良いことを表しています。
飛車より角をどう活かすを考えて序盤を指してみると新たな発見があるかもしれません。
「銀は千鳥に使え」
銀は斜めに動ける駒です。
斜めに進んでも元の場所に戻ることができるので、銀は千鳥(斜め)に使うといいでしょう。