将棋の中盤の戦い方

将棋の中盤の戦い方

中盤で対局を有利に進めるための戦略の基本を、一局の対局を通して紹介します。
中盤は序盤よりも、相手の駒と自分の駒の交換が激しくなります。
このときに得をするような交換、もしくはただで相手の駒を取る事を目指します。
また、相手の駒が自陣に侵入しないようにしつつ、自分の駒が相手陣内で成ることも狙っていきます。

局面によって判断は異なりますが、中盤の駒の交換において大事なことは以下の2点です。
価値の高い駒を守る
・できるだけ自陣での駒交換を避けて、相手に駒が成られるのを防ぐ

図は▲6六角打です。
歩と香車の両取りになっています。
後手は馬で香車を守りつつ先手玉を斜めに睨む位置で、角の交換を誘います。
結果、先手は両取りの対象だった駒を両方取れず、序盤に続き2度目の角交換となりました。

相手の飛車が成るのを阻止する

飛車に成られるのは、角に成られる以上に厄介です。
何としてでも相手の飛車成は阻止します。
また、飛車交換の場合は、囲いが固い方が圧倒的に有利です。
相手の囲いの方が弱い場合は、積極的に飛車交換を仕掛けて良いかもしれません。

後手が飛車を広く使い、先手は持ち駒の角を打つ場所を探しながら、自陣に後手の飛車が入ってこれないよう守っています。
先手の囲いは後手に比べて突破されやすいので、先手は飛車交換を避けました。

攻め駒を増やして相手玉に向かう

攻めの駒が多いと、敵陣を突破するバリエーションが増えます。
守る側としては一手のミスが負けに繋がってしまいますが、うまく我慢強く相手の攻めを受けながら反撃の隙を伺うことになります。

図は△4四角打からです。
その後、後手は桂馬と角と龍を使って攻め込みます。
最後に後手角が先手銀との交換をしつつ、王手をかけました。
後手は自ら価値の低い駒と交換してしまい、損しているように見えます。
しかし、これは攻め切って先手玉を詰めにいくという後手の意思表示です。
こうなってくると終盤に突入です。

中盤を通じて

後手が穴熊の優位性を活かして積極的に攻めた結果、対局の流れは後手に傾きました。

中盤では形勢判断、数の攻め、両取りをはじめとした駒得、手筋が大切になってきます。

特に歩の手筋は知らないと永遠に入門者のままです。

数の攻めにおけるテクニックは実戦で身につけるものも多いですが、プロ棋士の棋譜に学びのエッセンスが詰まっています。

当サイトではこのような棋譜手筋を紹介していますので、もしよろしければご覧ください。

ここまでの対局を棋譜で復習

紹介した中盤の棋譜をご覧いただけますので復習にご利用ください。
当棋譜は終盤へと続きます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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