藤井システムの手順
初心者の方も一度は名前を聞いたことがあろう藤井システムの基本の手順について解説していきます。
決まればめちゃくちゃ爽快です。
居飛車穴熊に苦しんでいる方々は、ぜひ身につけて実践してみてください!
藤井システムとは?
藤井システムは、その名の通り藤井猛先生が考案した戦法の1つです。歴史は古く1998年に誕生しています。
色々なパターンがあるのですが、特徴としては相手の囲いが完成する前(理想型の形になる前)に桂馬をはねて崩していく形が基本となります。
今回は、最もオーソドックスで世間に知れ渡っているであろう、対居飛車穴熊のための藤井システムの手順とポイントを紹介していきます。
藤井システムの手順
藤井システムの手順の概要をgif動画で紹介します。簡単にイメージを掴んでください。詳細は後ほど紹介します。
藤井システムのポイント解説
藤井システムの重要なポイントを解説していきます。
藤井システムは4間飛車の戦法になります。
最初の駒組みでは普通に4間飛車を目指してください。でもまだ王様は動かさないように!
相手の王様が囲いに動いた瞬間を逃さずに、「穴熊にするんですか?どうなんですか?」という意味で端歩を突きます。
もし相手が穴熊でなければ、突き返してくるはずです。穴熊の相手は無視して構わずに穴熊に向かいます。
藤井システムは対穴熊用ですので、この端歩によって穴熊どうか確認して穴熊であれば発動させるように準備していきましょう!
藤井システムは桂馬を跳ねさせることで発動します。タイミングよく桂馬が飛べるように準備していきましょう。
桂馬と連動して角が王様を睨んでいることが藤井システムではポイントとなります。
桂馬が跳ねられる状態にあること、角道が通って王様を睨める状態にあること、この2点が藤井システムでは最も重要です。
桂馬が飛ぶことで藤井システムは発動します。この発動タイミングは香車が上がったタイミング。この瞬間以外にありません。
ですので、香車が上がる前に桂馬と角道の準備は必須です。そして、香車が上がるとともに桂馬を跳ねさせましょう!
桂馬と角の交換になるため、大抵の場合は角が逃げます。ここで自陣の角に注目してほしいのですが、この時の角は完全に王様をロックオンしていて、相手は4四の歩だけで守っている状況です。
この拠点を狙っていきましょう。4五歩と突くと相手は投了したくなるほど激痛の一手となります。